by AKINORI K.晶章


「はじめに」:
 ブラジルにきて、はや10年。しらない間に時はすぎ、撮り散らかした写真がどんどん増え続けている。
 過去の写真をみていると、その頃感じたことがじんわりと思い出され、現在と過去の自分が交差する。写真の中のできごとは全く自分とは関係のないことなのだが、そこに存在する人物は自分自身だった。
 「MINHA VIDA」は自分史なのである。


楮佐古 晶章(かじさこ あきのり):
1963年、高知県生まれ
北海道大学農学部林学科卒業後、「インディオが俺を呼んでいる」と思いこみ、初めての海外旅行でペルー、ボリビア、ブラジル等を旅する。南米の虜となり、1990年、開発青年で渡伯。運良く永住ビザを取得し、そのままブラジルに定着。日本語の雑誌「Bumba」に勤務。現在、フリーのフォト・ルポライターとして活動中。
E-Mail: akinori@nethall.com.br

関連ページ:写真と短歌のコラボレーション


What's new: [50年のぶりの、友人からのメール:]
CONTENTS
[顔:] [カボクロの親子:]
[アパルタメント 308:] [自由人:]
[ヘビのお札:] [嫉妬:]
[目:] [欲望の底:]
[彼女:] [少年の憂鬱:]
[ガロア(霧雨)の思い出:] [Pedra(小石):]
[親不孝者の祈り:] [生きる:]
[ペルナンブーコの女:] [夜のトローリーバス:]
[ジェラデーラ:] [夢と現実:]
[母からの授かり物:] [ひとりぼっち町で:]
[出発:] [ママイのフェジョアーダ:]
[セで一人:] [ポブレ:]
[別れの常套句:] [平凡な生活:]
[くらげの生活:] [MEU:]
[でも:] [無風:]
[倦(う)んだ時間:] [遊園地の思い出:]
[Me ama ?:] [孤独と自由:]
[ブラジルの生活:] [関係:]
[何処へ?:] [ああアマゾン:]
[アマゾン川のほとりで:] [別れ:]
[快楽:] [嘘つきの目:]
[あれから10年:] [望んでいた世界:]
[澱む:] [消えた想い:]
[夢の中の生活:] [時間:]
[一時の本心:] [何のために:]
[自由な孤独:] [魔の時:]
[予感:] [どうしようもない自分:]
[怠惰な日曜日:] [息子:]
[恋人芝居:] [流されて:]
[夜の訪問者:] [失望感と絶望感の中で:]
[彼女からの電話:]
[僕は父を捨てた:] [根無し草:]
[偽りの愛:] [夕焼けの思い出:]
[虚しさの中で:] [絆:]
[置き火:] [死への案内状:]
[vida boa:] [今は何もしたくない:]
[唯一の後悔:] [2008年6月18日:]
[カーニバルの季節:] [あと10年:]
[息子とニンジャ:] [大人の身勝手:]
[アディオス マリア:] [それでもあるかずにはいられない:]
[夢の中で:] [遠い記憶:]
[破局:] [老い:]
[惑う:] [きっかけ:]
[マクンバ(呪い):] [素直な行動:]
[願い:] [受け入れるということ:]
[真の孤独:] [憧れ:]
[時の流れ:] [裏切り:]
[許せないこと:] [後悔:]
[片思い:] [クリスマスの夕方:]
[時の流れ:] [壁:]
[鳴らない電話:] [道:]
[それでも生きていかなければならない:] [餓えたやさしさ:]
[脱却:] [月を買う:]
[ひとりぼっちの寂しさと心地よさ:] [幸運の天使は何処に:]
[生きる覚悟:] [不毛の関係:]
[すれ違い:] [過ぎ去る日々:]
[自覚:] [半生:]
[「出世」という名の列車:] [射精のような快感:]
[中年の恋:] [有名になったら:]
[再会:] [7年:]
[失せた思い:] [今日もまた:]
[人生の勝ち負け:] [闇を抜けて:]
[冷めた関係:] [自己中心的人生:]
[巣立ち:] [素直になれなくて:]
[どんな時にも:] [やっとブラジル人:]
[紙一重:] [セン・テット:]
[北風:] [Carnaval de Rua(街のカーニバル):]
[唯一の後悔:] [失望:]
[すべてをかける:] [ブラジル人とサッカー:]
[柱の傷:] [生きることの難しさ:]
[横暴:] [蠢き:]
[雲:] [最後の贈り物:]
[どんな時にも:] [あの時・・・:]
[表と裏:] [恋心:]
[何か:] [変わり者:]
[あの時・・・:] [忘れ去ったモノ:]
[7年:] [太陽が怖い:]
[別れ:] [職業:]
[今のブラジル:] [面の皮:]
[写真生活:] [お金と結婚:]
[悲しみ:] [溶ける:]
[無念:] [日々の幸せ:]
[後悔:] [エスタソン:]
[次から次へと:] [人生の目標:]
[家族団欒:] [手に技術:]
[頼られて:] [生きている証拠:]
[信頼なき社会:] [知らずに生きて:]
[淀む町:] [昨日、今日、明日:]
[ふて寝:] [怒り:]
[夏の終わり:] [良いことはいつ来る?:]
[まだ若いのだから・・・:] [老犬ニンジャ:]
[迷い道:] [雨宿り:]
[もう、見て見ぬふりは・・・:] [兆し:]
[信頼とお金:] [平々凡々の幸せ:]
[消えた孤独感:] [女運:]
[女の生きる強さ:] [ブラジル人でもなく日本人でもない:]
[貧乏天国:] [楽しいこと:]
[記憶の彼方に:] [イッペーの花:]
[あと5年、もう5年:] [消えない怒り:]
[何のために生きる:] [健康の大切さ:]
[死に方:] [息子に望むこと:]
[春はいつ来る?:] [都会の花:]
[眠れぬ夜:] [我慢しあう関係:]
[ブラジルの未来は:] [ブラジルの土に:]
[変わるブラジル:] [こんなアパートに住んでみたい:]
[因果応報:] [過去写真:]
[15年:] [微かな兆候:]
[あきらめ:] [時代の波:]
[微妙なお年頃:] [老後:]
[名も知らない:] [金曜日とブラジル経済:]
[朝のセ広場:] [若いエネルギー:]
[新たな世界へ:] [恩返し:]
[セ広場:] [プラスマイナスゼロ:]
[減るカトリック信者:] [小さな手:]
[サンパウロの天候:] [虚しい日々:]
[オレリョン(公衆電話):] [マカコ・ベーリョ(古猿):]
[朝の散歩も命がけ:] [心が笑う:]
[ブラジル人らしさ:] [火炎樹は見ている:]
[砂時計の砂のように:] [武漢肺炎下のブラジル:]
[花の終わり:] [カフェの芽のように:]
[ゴムの樹は見ている:] [わがまま:]
[間違えた道:] [老いる:]
[50年のぶりの、友人からのメール:]

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